不眠の症状
入眠困難:寝つくまでに時間がかかり、それが苦になる。
途中覚醒:夜中に何度も目が覚める。目が覚めてから寝つけない。睡眠が浅い。
早朝覚醒:午前4時ごろには目が覚めてしまい、その後眠れない。
不眠が身体に及ぼす影響。
睡眠中にエネルギーを十分に蓄えられず、脳疲労、体力低下や自律神経やホルモンの調整が乱れて免疫力が低下するため、身体機能にもさまざまな症状が生じてきます。
また、精神面でも暗い気持ちや消極的になりがちで、落ち着かなくなる、怒りっぽくなる、不安になる、昼間の疲労感や無気力などの症状を伴うこともあります。
光により生体リズムを整える。
不眠症は様々な要因から起こるとされおり、その治療法として睡眠薬などを服用する方法もありますが、まずは「生体リズムを整える」ことから始めてみてはいかがでしょうか。睡眠と覚醒は、体の中にある生体リズムによってコントロールされています。その生体リズムを正常化させる手法として光の照射があります。最近では認知症への効果もわかりつつあります。
目で捉えられた光を感じると体内時計をリセットするよう働きます。その後さらに光の信号は松果体に送られ、松果体はメラトニンの分泌を制御します。
体内時計がリセットされるとメラトニンの分泌は抑制され、その約14~16時間後にメラトニ
ンが再び分泌されて眠気をもよおすよう働きます。
しかし、実際に毎朝太陽の光を長時間浴びることは難しく、そこで有効となるのが「光療法」です。人工的に光の照射を行い、生体リズムを整えてくれるのです。
※光に関する副作用はありません。
※強い光(500~1万ルクス)を使用するため、慣れが必要な場合もあります。